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ロール仕上げの枚数、長さを求める計算

Tips : 印刷の豆知識

■ロール仕上げ(ロール紙)の枚数、長さを求める計算


  < 主な計算の流れ >

  ※ ポイントは、「紙の長さ」断面の「紙部分の面積」÷「紙の厚さ」から計算する点です。
  • ロール全体の面積を計算します … S1+S2の部分
  • 紙管部分の面積を計算します … S2の部分
  • 紙部分の面積を計算します … S1の部分
  • 紙部分の面積から、ロールの枚数、または長さを計算します

     ロール仕上げ 断面図
          < ロール仕上げ 断面図 >


  < 具体的な計算方法 >

  • ロール全体の面積を計算します … S1+S2の部分
    • まず、ロールの直径(または半径)を測り、ロールの半径を求めます
      「ロールの直径」÷ 2 = 「ロールの半径」
    • ロール全体の面積を求めます
      「ロールの半径」2 × 3.14 = 「ロール全体の面積」

  • 紙管部分の面積を計算します … S2の部分
      「紙管の半径」2 × 3.14

  • 紙部分の面積を計算します … S1の部分
      「ロール全体の面積(S1+S2)」-「紙管部分の面積(S2)」
        = 「紙部分の面積(S1)」

  • 紙部分の面積から、ロールの枚数、または長さを計算します
    • まず、シックネスゲージ等で、「紙の厚さ」を測ります
        例:上質タック紙 + 台紙(ロール仕上げ用) = 約0.14mm

    • 「紙の長さ」を計算します
      「紙部分の面積(S1)」÷「紙の厚さ」 =「紙の長さ」

    • 「ロールの枚数」を計算します
      紙の長さ ÷ (「シールのサイズ」+「シールの間隔」)
        = 「1巻のシールの枚数」
        ※ シールのサイズは、送り方向のサイズです

以上で、「ロール仕上げ(ロール紙)の枚数」、「ロールの紙の長さ」を求めることができます。
  • ただし、上記の内容は、あくまでも計算値で、実際の長さとは差異が生じる場合もありますので、可能な場合は、実際に測って確認することをお薦めします。